メンテナンスについて
今回は食缶洗浄機についてご紹介させていただきます。
食缶とは給食提供をするにあたって、調理済みの給食を保温しながら運搬するための便利な容器です。
その食缶を洗浄する機械が、本日ご紹介する食缶洗浄機になります。
■食缶洗浄機
一度に大量の食缶を洗浄する場合に活躍する洗浄機です。
コンベア上に食缶をセットすることでゆっくり時間をかけて運ばれていき、洗浄、仕上げを連続で行います。
食数によって洗浄機自体の長さや速度も変更可能です。
この洗浄機をコントロールしているのは、制御盤といわれる電装部品がたくさん詰まった場所になります。
人間でいう脳と同じ部分です。
■制御盤
このボックスの中にはコンベアやポンプなどを動かすための部品がたくさん入っています。
時々『ジィー』っとボックス内より音がしているという報告を受けることがあります。
電磁接触器(マグネットスイッチ)と言われる部品が湿気などによる劣化で振動して音を出したりします。
■電磁接触器(マグネットスイッチ)
電磁接触器とは電気回路において電気が導通する接点を開閉するためのスイッチです。
この電磁接触器が壊れてしまうと、その先に接続されているモーターなどに電気が流れなくなります。
例えばコンベアを動かすために使用している場合、運転ボタンを押してもコンベアが動作しないという現象が起きるということです。
今回は食缶洗浄機としてお話させていただきましたが、厨房で使用されている機器だけでなく、幅広く使用されている部品になります。
このように制御盤内部の電装部品は重要な役割を担っています。
時々音や動作に耳を傾けて頂き、異常が見られればすぐに点検依頼されることをお勧めします。