メンテナンスについて

今回はガス回転釜についてご紹介させていただきます。
第2回のメンテナンス記事では蒸気式の回転釜のお話をしましたが、今回はガス式になります。

メンテナンス（第2回）

小中学校の給食室にあるガス回転釜は、ほとんどが鋳鉄釜を使用していると思います。鋳鉄釜は強い熱に耐えることができ、熱が釜全体にゆっくりと伝わる為、ごはんをはじめとした煮炊きや炒め物に最適です。
おいしい給食を提供する為にも、定期的なメンテナンスやオーバーホールのご紹介致します。

■ガス回転釜

■サーモカップル交換

・バーナーの着火不良のためサーモカップルを交換しています。

■バーナー清掃

・釜の底面を分解し、バーナー清掃を行っています。

使用時よく気になる点として、種火が保持しないということあります。その場合、サーモカップルが原因となっていることがほとんどですが、その理由だけでサーモカップルの交換をすると症状再発の原因にもなるため、他の要因も考えてメンテナンスの方に判断して頂く必要があります。

他にも、バーナーの燃焼状態の確認を行い、火の色が赤火の場合は空気調整やバーナー清掃が必要です。レギュレータの空気調整及びバーナー内部のススを除去することをお勧めします。
普通であれば故障して修理という流れですが、ガス回転釜の点検、オーバーホールは1年に1度の頻度で行うことをお勧めします。