「お米について」第6回目になります。
今日も、前回に引き続き工程のご紹介をさせて頂きます。
前回は浸漬工程という事で、オートライマーのご説明を致しました。
今日は、炊飯工程のご説明になります。
■炊飯:水分14%前後の米に水と熱を加え、水分63%前後の米飯に仕上げる調理工程
※この水分と熱の大部分が、米に約70%含まれているデンプンの糊化(こか)に使われます。
「糊化」は聞きなれない言葉かもしれません。
これは、固いお米がふっくらもちもちとしたご飯に変わる現象の事です。
水分を含んだお米に熱が加わる事により、お米が膨張をします。
そのまま熱を加え続けると、お米表面が溶け出し、糊のように粘りが出てきます。
糊化に必要な量よりも、更に多い水分で炊くと、お粥に近い状態に炊き上がります。
このように、炊飯時の水加減・火加減は結構細かい作業になります。
今では、誰が炊いても美味しく炊き上がる炊飯機が開発されました。
学校給食センターや工場など、様々なシーンで大活躍しています。
■連続炊飯機(ガス式)
■連続炊飯機(省エネタイプ)
■連続炊飯機(電気式)
連続炊飯機の特徴
・ガス式、電気式、省エネタイプと豊富なラインナップ
・独自のバーナー配列で「かまど炊き」の美味しさを実現
・省エネタイプは、ガス消費量、CO2排出量を約1/4削減
次回は蒸らし工程のご紹介をします。